「EF35mm F1.4L II USM」と「EF35mm F1.4L USM」の違い


キヤノン(Canon)

新型「EF35mm F1.4L II USM」と旧型「EF35mm F1.4L USM」の違いを比較しました。

  • 「EF35mm F1.4L II USM」は、約17年ぶりの発売される「EF35mm F1.4L USM」の後継機種です。新開発されたBRレンズなどを採用して画質の向上や高い防塵防滴構造を実現しています

EF35mm F1.4L II USM vs. EF35mm F1.4L USM

外観・デザイン
  • 【防塵防滴構造】
    EF35mm F1.4L USMは防塵防滴構造ではありませんでしたが、EF35mm F1.4L II USMは過酷な撮影条件に耐える高耐久性・耐振動衝撃性を実現しています。マウント部・スイッチ部・フォーカスリングに防塵・防滴構造が施されています。
  • 【フッ素コーティング】
    EF35mm F1.4L USMはフッ素コーティングが施されていませんでしたが、EF35mm F1.4L II USMにはレンズ最前面と最後面にフッ素コーティングが施されています。撥油性・撥水性が高く、汚れが付着しても簡単に取り除くことが可能です
  • 【絞り羽根枚数】
    EF35mm F1.4L USMは8枚の絞り羽根でしたが、EF35mm F1.4L II USMは9枚の絞り羽根に増えてより綺麗なボケの形状になりました
  • 【大型化】
    EF35mm F1.4L USMは最大径79mm×長さ86mm 重さ580gでしたが、EF35mm F1.4L II USMは最大径80.4mm×長さ105.5mm 重さ760gになり、大きく長く重いレンズになりました

機能
  • 【新開発のBRレンズ】
    EF35mm F1.4L II USMは新開発されたBRレンズが採用されています。これにより、EF35mm F1.4L USMと比べて、色のにじみ(色収差)が大幅に低減され、絞り開放でも高画質を実現しています
  • 【反射を防ぐコーティング】
    EF35mm F1.4L USMは反射を防ぐ特殊コーティングSWC(Subwavelength Structure Coating)が施されていませんでしたが、EF35mm F1.4L II USMにはSWCが施されています。これにより、フレアやゴーストが抑えられています
  • 【色収差を補正するUDレンズ】
    EF35mm F1.4L USMは色収差を補正するUDレンズが採用されていませんでしたが、EF35mm F1.4L II USMにはUDレンズが採用されています
  • 【サジタルハロを抑制】
    EF35mm F1.4L II USMは、画面周辺部の点光源に生じるにじみ(サジタルハロ)をEF35mm F1.4L USMと比べて抑制しています。絞り開放時でも1点1点の光を点としてクリアに描写し、夜景撮影でも威力を発揮します
  • 【レンズ構成】
    EF35mm F1.4L USMは、9群11枚のレンズ構成でしたが、EF35mm F1.4L II USMは11群14枚になっています
  • 【近距離撮影の向上】
    EF35mm F1.4L USMは、最短撮影距離0.3m・最大撮影倍率0.18倍でしたが、EF35mm F1.4L II USMは最短撮影距離0.28m・最大撮影倍率0.21倍に向上しています

EF35mm F1.4L II USMEF35mm F1.4L USM
発売日2015年10月31日1998年12月31日
マウントキヤノンEFマウント系
シリーズEFシリーズ
タイプ単焦点
センサーフルサイズ用
レンズタイプ一眼レフ
焦点距離35mm
AF/MFAF:○
MF:○
絞りF/1.4~22
絞り羽根枚数9枚8枚
レンズ構成11群14枚9群11枚
最短撮影距離0.28m0.3m
最大撮影倍率0.21倍0.18倍
フィルターサイズ72mm
フード付き
手ブレ補正機能
防塵・防滴構造
最大径80.4mm79mm
長さ105.5mm86mm
重さ760g580g

この記事が参考になりましたらSNSやサイトで紹介してください!

ウェブサービス(API)から取得した人気カメラ・スマホ
訂正フォーム