ニコン「Z 50 (z50、ゼット・フィフティ)」とソニー「α6400 (a6400、ILCE-6400、アルファ・ロクセンヨンヒャク)」の違いを比較しました。※2020年7月21日公開のファームウェアVer.2.00で「Z 50」が顔認識AFと瞳AF機能で「犬と猫」に対応しました。
外観・デザイン
- 【スタイル】
「Z50」は一眼レフスタイルのデザインに対し、「α6400」はレンジファインダースタイルです。「Z50」は光軸上にファインダーがあるのでカメラを構えた撮影がしやすく、より大型のグリップでカメラをしっかりホールドできます。「α6400」はサイズがコンパクトなので収納しやすく、ストリート撮影などに適しています。 - 【可動式モニター】
「Z50」と「α6400」はどちらも「チルト式」の液晶モニターを搭載しています。「Z50」はモニターを下側に180°回転させることで自分を見ながらセルフィー撮影(自分撮り)ができるのに対し、「α6400」は上側に180°回転させます。
機能・特徴
- 【イメージセンサー】
「Z50」は2088万画素のAPS-Cセンサーですが、「α6400」は2420万画素です。ISO感度は「Z50」が常用51200・拡張204800に対し、「α6400」は常用32000・拡張102400です。「Z50」のほうがよりISO感度を高く設定できます。 - 【オートフォーカス】
「Z50」はAFポイントが209点ですが、「α6400」は像面位相差＆コントラストAFがどちらも425点です。暗所のオートフォーカス性能(AF検出範囲)は「α6400」が「EV -2」に対し、「Z50」はローライトAF時により優れた「EV -4」です。「α6400」は「リアルタイムトラッキング」や「リアルタイム瞳AF」などAIを利用したオートフォーカス機能に対応します。 - 【その他】
「Z50」は4K時に最大144Mbpsの高ビットレート記録ができます。「α6400」は6K相当の情報量からのオーバーサンプリング効果による4K動画記録(4K 24p時)に対応します。「α6400」は「USB充電」以外にも、「USB給電」にも対応します。
「Z 50 (z50、ゼット・フィフティ)」と「α6400 (a6400、ILCE-6400、アルファ・ロクセンヨンヒャク)」のスペック違いを比較
| 製品名 | ニコン Z50 | ソニー α6400 |
|---|---|---|
| 発売日 | 2019年11月22日 | 2019年02月22日 |
| 予想価格 | 12万円前後 | 11万円前後 |
| シリーズ | Zシリーズ | α(アルファ)シリーズ |
| マウント | ニコンZ系マウント | ソニーE系マウント |
| センサー | APS-C(23.5×15.7mm CMOS、ニコンDXフォーマット) | APS-C(23.5×15.6mm Exmor CMOS) |
| ローパスフィルター | ○(予想) | |
| ダスト除去機能 | イメージダストオフデータ取得 | 帯電防止コートおよび超音波振動によるアンチダスト機能 |
| 画像処理エンジン | EXPEED 6 | 最新世代のBIONZ X、フロントエンドLSI |
| 画素数 | 2151万総画素、2088万有効画素 | 2500万総画素、2420万有効画素 |
| 最大記憶画素数 | 5568x3712px | 6000x4000px |
| ISO | 常用: 100-51200、拡張: 204800 | 常用: 100-32000、拡張: 102400 |
| 連写 | AF/AE追従: 約11コマ/秒(14ビットRAW時は9コマ/秒) | Hi+時: 約11コマ/秒、Hi時: 約8コマ/秒、Mid時: 約6コマ/秒、Lo時: 約3コマ/秒 |
| 連続撮影可能コマ数 | RAW: 最大35コマ、JPEG: 最大100コマ | RAW: 46コマ、RAW＋JPEG: 44コマ、JPEG L スタンダード: 116コマ |
| オートフォーカス方式 | ハイブリッドAF(コントラストAF＋像面位相差AF) | ファストハイブリッドAF(コントラストAF＋像面位相差AF)、4Dフォーカス、リアルタイムトラッキング(AI機能) |
| 測距点／AFエリア | 209点(最大水平約87％、垂直約85％をカバー) | 425点(像面位相差AF)、425点(コントラストAF) |
| 測距輝度範囲 | EV-2～19、ローライトAF時: EV-4～19 | EV-2～20 |
| ファインダー | XGA OLED 0.39型 (約236万ドット／視野率100％／倍率1.02倍／アイポイント19.5mm) | 有機EL XGA OLED Tru-Finder 0.39型 (約235.9万ドット／視野率100％／倍率約0.7・1.07倍／アイポイント23mm／120fps) |
| モニター | 3.2インチ (104万ドット) | 3インチ (92.16万ドット) |
| 可動式モニター | チルト(下方向: 約180度回転) | チルト式(下方向: 約74度、上方向: 約180度回転) |
| タッチパネル | ○ | ○(タッチパッド機能) |
| シャッタースピード | メカ／機械式: 1/4000-30秒 | |
| フラッシュ同調 | 1/200秒 | 1/160秒 |
| 電子先幕シャッター | ○ | |
| 電子シャッター | ○ | |
| サイレントシャッター | ○ | ○(8コマ/秒連写) |
| フリッカー対策 | 静止画フリッカー低減撮影 | |
| バルブ撮影 | ○ | |
| セルフタイマー | 2、5、10、20秒 | 2、5、10秒 |
| 顔認識 | ○(瞳AFに対応) | ○(リアルタイム瞳AF／AI機能に対応) |
| 撮影枚数 | ファインダー時: 約280枚、モニター時: 約320枚 | ファインダー時: 約360枚、モニター時: 約410枚 |
| RAW | 12／14bit | 14bit、ARW |
| JPEG、RAW＋JPEG | ○ | |
| TIFF | ||
| カメラ内RAW現像 | ○(一括現像も可能) | |
| 動画 | 4K UHD(3840x2160) 30/25/24p 最大144Mbps、フルHD(1920x1080) 60/50/30p 最大56Mbps | 4K(3840x2160) 30p 100M、フルHD(1920x1080) 60p 50M |
| 4K動画の撮影方式 | クロップなし | 4K 24p時は画素加算のない全画素読み出しで約2.4倍(6K相当)から出力、4K 30p時は約1.6倍 |
| ハイフレームレート | スローモーション動画: 120fps(1920x1080) | |
| ファイル形式 | MOV、MP4、映像圧縮: MPEG-4 AVC/H.264、音声記録方式: リニアPCM、AAC | XAVC S: LPCM 2ch、AVCHD規格 Ver.2.0準拠: Dolby Digital (AC-3) 2ch、ドルビーデジタルステレオクリエーター搭載 |
| 撮影時間 | 29分59秒 | 未確認 |
| ボディ内手ぶれ補正 | 電子手ブレ補正 | |
| 内蔵フラッシュ | ○ | |
| 防塵・防滴仕様 | 配慮した設計、マグネシウム合金 | 配慮した設計、トップカバーとフロントカバーにマグネシウム合金 |
| pictbridge | ○ | 未確認 |
| 水準器 | 未確認 | ○ |
| その他 | 4K撮影時に約800万画素の静止画を撮影可能、4Kを超える(5568ｘ3712)タイムラプスムービー、SnapBridge、回折補正 | S-Log2、S-Log3、スロー＆クイックモーション、4K HDR(HLG ハイブリッドログガンマ)、メモリースティックに対応 |
| Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | IEEE 802.11 b/g/n |
| NFC | ○ | |
| GPS | ||
| Bluetooth | ○(4.2) | ○ |
| USB充電 | ○(電源ON時に充電するUSB給電は非対応) | ○(USB給電にも対応) |
| メモリーカード | SDXC UHS-Iカードのシングルスロット | |
| 幅 | 126.5mm | 120mm |
| 高さ | 93.5mm | 66.9mm |
| 奥行き | 60mm | 49.9mm、グリップ込み: 59.7mm |
| 重さ | 395g、総重量: 450g | 359g、総重量: 403g |
| バッテリー | EN-EL25 | NP-FW50 |
| バッテリーグリップ | ||
| マイク端子 | 3.5mmステレオミニジャック | |
| インターフェイス | マイクロUSB、HDMI(タイプD) | |
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